2010/08/27

アートだろうがデザインだろうが

前々から思っていたんですが、なんで「アート」と「デザイン」って分けて考えられがちなんでしょう?

たしかにある視点で物を言った場合に於いては、二分化されるべき部分もある。
けど、また別の視点で見たときに、果たして、安易に二分化してしまうのはいささか浅薄なのではないかと感じまして。

日本のものづくりにおいて、「製品」にデザイナーの名前が記載されることはほとんどない。
「アーティスト」として、あくまで個人で制作された「作品」にしか、個人が反映されることが無い。というかそういった認識が常識的になってしまっている。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?
製品にデザイナーの名前が入っていいはずなのに。

なんでこんなこと思ったかというと、今日、あくまでもデザイナーとしてだけど、独自の発想で製品をつくっていきたい、という話しをしてたときに、肩書きを「アーティスト」にするか「デザイナー」にするか、またはそれ以外の何かなのか、とにかく自分の体裁をひとことで表現する方法が日本語でまだ上手く見つからない、という結論になりました。
工業製品でも、誰かの手によってつくられているに違いないんだから。
よく考えればあたりまえのことでも、そういう認識って、日本にはあんまりないんですよね。

最近は個人ブランドも出てきはじめている気がするので、何年後かにはもう少し考え方も変わっているでしょうか。




明日はブルーノ・ムナーリ展いってきます。
初の横須賀美術館!

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